中小企業コンサルタントとして経営戦略・財務対策
管理者教育・社員教育など様々な問題解決の支援を
させていただいているG&Dコンサルタンツの蠣崎です。
本日は「哲学的」にふと思ったことをつづってみます。
2軸で物事を判断するのは危険なことですが、
多くの人は2軸(YESかNO、白か黒)で物を考えているように思います。
2軸でしか考えられなくなると、思考は停止して
自分自身は発展しなくなってしまいます。
ここで賢者は歴史に学ぶ…
という言葉を思い出してみると上記の課題についても
考えられているものもあります。
例えばヘーゲルの弁証法です。
「弁証法」の伝統は古代ギリシャにまで遡りますが、
最も知られているものがドイツ観念論を代表する思想家、
ヘーゲルによる弁証法解釈です。
ヘーゲルの弁証法では、モノ(事物)やコト(命題)が
「否定」を通じて、新たな・より高次のモノやコトへと
再生成されるものです。
物事「テーゼ(正)」がありそれに対する
「アンチテーゼ(反対)」が存在します。
「テーゼ」と「アンチテーゼ」の対立の力により、
新たな価値である「ジンテーゼ(合)」が生まれるという考えです。
イメージは下記の図の通りです。
(参考-図)
世の中、白(正)と黒(反)だけではなく、グレー(合)を探し、イノベーションを起こし続けてきた結果が今日の経済発展につながっているのだと思います。
(例)簡単な事例
経済を発展させるべきだ(正-テーゼ)
ゼロコロナ政策も必要だ(反対-アンチテーゼ)
オンラインビジネスが発展する、無人化が進む等…
(合-ジンテーゼ)
上記のように世の中が発展してきている中で、
白や黒で片付けてしまう人は自分の理解ができることに対しては
「正」自分の理解ができない事に対しては
「反対」するのみとなる。
それでは思考は発展しません。
正の意見と反対の意見の良いところをとった
意見のかみ合ったところを探す(合)ことが
建設的な意見交換だと思います。
組織においても、ただお互いを否定するだけではなく、
歩み寄って2つの意見が交わる点を真剣に検討することにより、
発展していくものだと思います。
上記の結果、白と黒の二軸で物事を考える思考は危険である
…ということがいえると思います。
なお、今回の「弁証法」もそうですが、
昔から良いと語り継がれている考え(論語や儒教等)が
今もなお存在するのはなぜか?
それは、その考えが正しいことだからだと思います。
(正しくない考えであればどこかで終焉をむかえるのも世の常)
ですので、素直に昔からの教えを学び続け、
実践し自己研鑽を続け、自身が成長していくことにより、
お客様が成長と発展していくことを目指してまいります。
(哲学の名言)
・大事をなしうる者は、小事もなしうる(アリストテレス)
・人の考えを本当に理解したいなら、
彼らの言葉ではなく、行動に注意を払え(デカルト)
・世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。
その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。(ニーチェ)
・いつかできることは、今日でもできる(モンテーニュ)
・魂の探求の無い生活は、人間にとって生きがいの無いものである(ソクラテス)
わが社の名前の由来
=G&Dコンサルタンツ(Growth & Development=成長と発展)
自身が成長することにより、
顧客に有益な情報を発信し続け、
幸福をお届けすることが使命です!
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